ドメスティックな彼女 ネタバレ22巻の感想と考察「瑠衣の決断」

ドメスティックな彼女(全巻)

「ドメスティックな彼女の第22巻」をネタバレしてご紹介します!

週刊少年マガジンで連載中の人気漫画「ドメスティックな彼女の第22巻」について、

読んでみた感想と次回23巻への予想や考察を含めたネタバレ内容を漫画好きな視点で記事にしてみました。

 

[box05 title=”前回のあらすじ要点を簡単にチェック!”]

瑠衣に海外研修の話が持ち上がり、相談を受けた夏生は、お互いを枷にしたくないという考えから、瑠衣を送り出すことに決めます。

たまたま夏生のベットに芹沢が潜り込んでおり、瑠衣にバレて修羅場になりかけますが、何とか誤解は解けます。

 

夏生は小説の参考のため、種部と面会したり、色んな事件の被害者たちの話を聞いて回ります。

 

瑠衣は自分が海外に行っている間のことを心配します。

そんな瑠衣に陽菜は、夏生とは姉としてしか関わらないことを約束します。

 

夏生は瑠衣とデートで思い出の場所を回り、ネックレスをプレゼントします。

やっぱり離れたくない、そんな本心を打ちあけ合う二人でしたが、瑠衣は飛行機で旅立っていきます。

 

それから一か月たち、夏生は小説を完成させ、出版を待つのみとなります。

そんな中、夏生は学際公演打ち上げの帰り道、瑠衣とは兄妹なのか?と芹沢から問い詰められ、瑠衣との関係や陽菜とのことまで真実を話しますが、不潔よ!と拒絶されます。

 

夏生は海外にいる瑠衣とスカイプで話しますが、部屋に同僚の梶田がいたことで嫉妬する一幕も。

 

そして夏生の小説が出版されますが、編集長の独断で、夏生がストーカー事件の被害者であることを暴露されてしまいます。

本の販売サイトには野次馬的なレビューがひしめく中、きちんと内容を読み取っているレビューも。

 

傷心の夏生をなぐさめるため家族旅行に行くことになりますが…

夏生の父と陽菜の母が急な仕事で帰ることになり、夏生は陽菜と二人だけで旅館で一泊することになってしまうのでした。

 

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ドメスティックな彼女・22巻の内容をネタバレ!前半

ネタバレその1:陽菜との危険な一夜!?

旅館で陽菜と一泊することになった夏生は、ベッドで寝ている陽菜のバスローブがはだけて、胸が露出していることに気付きます。

 

このまま放置すれば風邪をひいてしまい、低体温症で死んでしまう危険も!?と想像した夏生は、陽菜が寝ている隙にバスローブを直そうとするのですが…。

 

間違えて乳首をつまんでしまったり、寝ぼけた陽菜に抱き着かれたりしながらも…

ふんどし姿のマスターを思い浮かべるなどして煩悩を鎮めながら、なんとか陽菜を着替えさせていきます。

 

そして無事に一夜明け、旅館で朝食を取っているとクリスマスの話題になります。

当日は芹沢が出る演劇があり、夏生と陽菜はお互いに予定が合えば一緒に行こう、と約束します。

 

旅行から帰った二人はそれぞれの日常に戻り、大学へ行った夏生は、華から小説の大賞を受賞した、と報告されます。

華の授賞式は年明けにあるようで、付き添ってほしいと頼まれた夏生は承諾します。

 

夏生は瑠衣ともスマホで連絡を取り合い、クリスマスにプレゼントを贈ることを約束します。

夏生がクリスマスに演劇を見に行く予定なのを伝えると、芹沢の存在をかぎ取った瑠衣が露骨に嫌そうな反応をしますが、「ヒナ姉も一緒なら大丈夫か…」としぶしぶ納得されます。

 

そしてクリスマス当日、夏生は芹沢の演劇を鑑賞し、終了後に差し入れをもって挨拶に向かいます。(そこには樹里の姿も)

 

実は芹沢は、夏生が来てくれたら想いを打ちあけようと決めていたのですが…

夏生に続いて陽菜があらわれたことで、二人の関係を知る芹沢は動揺し、夏生にキスしてしまいます。

 

その頃、瑠衣の元に夏生からのクリスマスプレゼントのマグカップが届いていたのですが…

不穏な気配を暗示するかのように、マグカップの取っ手が割れてしまっているのでした。

 

ネタバレその2:芹沢のキスと夏生のスランプ!

夏生にキスした芹沢は、泣きながらその場を走り去ってしまいます。

夏生もまた動揺しながら、陽菜と別れて帰宅すると、瑠衣からのクリスマスプレゼントが届いており、ブックカバーなど本に関するものでした。

 

(何やってんだよ俺は…!)

夏生は元気をなくしてしまい、遠距離の瑠衣にも落ち込んでいるのが伝わりますが…

夏生から理由を打ちあけてもらえず、瑠衣は悶々とします。

 

そんな中、瑠衣と梶田がレストランでシェフに呼び出されます。

クリスマスディナーで二人が出した野菜の細工がお客さんに好評だったことを称賛され、二人はクリスマスのMVPに選ばれます。

 

梶田は瑠衣にお礼を言い、瑠衣が彼氏からもらったマグカップが壊れていることを知ると、直してやろうかと申し出て、二人で部屋に行って修理を始めます。

そこへルームメイトがあらわれ、二人の仲を誤解、瑠衣は否定しますが梶田は噂されてもかまわない、と爆弾発言をかまします。

 

結局その話はうやむやになりますが、瑠衣からマグカップを直してもらったお礼を言われて別れた後、梶田は赤面して階段から転がり落ちます。

 

一方、日本では、夏生とキスしてしまった芹沢が寧々に相談し、「あんたそれ最適解だから」と教えられ、さらなるアドバイスを送られます。

 

夏生はというと、疎遠になってしまっていた担当編集者・蔦谷と会って話します。

蔦谷は夏生に、本のことで謝罪し、新虹社をやめるとまで言いだします。

 

フリーになれば夏生ともじっくり作品作りできる、という蔦谷でしたが…

夏生は蔦谷の辞職を止め、自分にはそんな価値はない、と言いだします。

実は夏生は、小説が書けなくなってしまっているのでした。

 

ネタバレその3:華の授賞式!

小説が書けなくなってしまった夏生は、演劇サークルもやめてしまおうと思うようになり、こっそり私物を回収しに行きますが…ばったり芹沢と出くわします。

 

芹沢は寧々からタブーとされていたのに、ついキスしたことをはぐらかしてしまい、夏生への好意をうやむやにしてしまいます。

 

夏生は芹沢にも小説が書けなくなったことを打ちあけ、理由も解決策もわからず、どうしていいかわからない、と途方に暮れている本心を話します。

 

脚本も書けないから演劇サークルでも自分は必要なくなった、と言いだす夏生でしたが…。

芹沢は夏生を引き留め、「小説がなくても藤井君の価値は変わらないから!」と伝えるのでした。

 

夏生はその後、桃源にも相談しますが…

明確な解決策は得られず、家でも陽菜に心配されます。

 

そのまま年が明け、夏生は華の授賞式に出席します。

華々しい授賞式の中で、夏生は虚無感にさいなまれます。

(俺から小説を取ったら、もう何者でもなくなっちゃうな)

 

審査員の桃源も遅れてやって来ますが…

受賞者である華の本名を聞いた桃源は動揺し、その場で華を抱き締めるのでした。

 

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ここまで読んで気付いた22巻のココに注目!

 

陽菜との旅館でのお泊りは、笑いありエロスありのラブコメみたいなノリでしたね!

かつては将来を誓い合った二人だと考えると、ただ面白いだけではなくてどこか切ない気もしましたが…。

 

芹沢が夏生に急接近…というか、突然キスをしてしまったのにはビックリしました!

しかしキスされた夏生が全然嬉しそうに見えず、戸惑うばかりというのが…まるで脈がないかのようで、逃げ出したくなってしまう気も分かる気がしました。

 

(寧々いわく最適解だったらしいのですが…結局芹沢は好意をはぐらかしてしまいましたね)

 

また、夏生がスランプに陥ってしまいましたが、誰もそこを抜け出すための具体的な解決策は授けてあげられず…

抜け出せるかどうかは夏生次第、といったところでしょうか?

 

一方、夏生の彼女の瑠衣はシェフから認められるほどの成長と活躍を見せましたね!

ただ、梶田からお礼を言われた時にちょっと頬を赤く染めているような描写があったのが気になりました!

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ドメスティックな彼女・22巻の内容をネタバレ!後半

ネタバレその4:桃源と華は親子!?

華を抱き締めた桃源は、調子が悪いから、とそそくさと帰ってしまいます。

気になった夏生が自宅で話を聞くと…桃源は事情を話します。

「あれは俺の娘だ」

 

20年以上前、桃源は身ごもった妻と、3歳になる長男と3人で暮らしていました。

その頃の桃源は、単行本の売れ行きが思わしくないことから焦っており、息子から目を離しがちでした。

 

そして妻が出産のため病院に向かった日…

外へ遊びに出た息子が線路に飛び出してしまい、事故で死んでしまったのでした。

 

その後、桃源は離婚し、娘のことも名前しか知らなかったようですが…

授賞式で華と会って娘だと気づき、咄嗟に抱き締めてしまったのでした。

 

桃源は華に親だと名乗り出る気はないようで、夏生も華に本当のことを言えません。

そんなある日、夏生が桃源の家を訪ねると、桃源が気絶して倒れているのでした。

 

ネタバレその5:作家として向き合う親子!

桃源は救急車で運ばれ、意識を取り戻しますが…

医者の診断ではガンの疑いが濃厚なようです。

 

桃源には手術を受ける気がなく、息子を失ってから贖罪のために生きてきたという桃源は、今回のことを罰であり救いととらえ、すべて受け入れる覚悟をします。

 

そんな桃源を見た夏生は華をカフェに呼び出し、桃源が父であることを明かしますが、華は動揺し、少し時間が欲しいと言います。

 

そして一夜明けて、桃源に合うことを決めた華は、夏生と一緒に病院に向かいますが、桃源は病室を抜け出して姿を消してしまっていました。

 

二人が桃源の自宅へ行ってみるとメモが見つかり、今日は取材の予定日だったことが判明します。

二人はメモを頼りに桃源を探し回り、取材帰りの桃源をようやく見つけます。

 

夏生は桃源に、華に全て話したことを伝えます。

しかし桃源は自分に親の資格などないと思っているようで、父として娘に合わす顔がないと考えていました。

 

そんな桃源に、華は「私に父親はいません!」と言いだします。

しかし桃源の本はずっと読んできたという華は、そこから多くのことを学んできたといい、今日会いに来たのも娘としてではなく作家としてです、と言います。

華はいつになるかわからないが、いずれ桃源を越える作品を書く、と宣言します。

 

「読んでください、絶対感想聞かせてください。先生にあこがれる一作家の作品として」

「こんな宣戦布告されたらおちおち退場できねぇな」

 

その後、桃源は手術を受けることを決め、退院したら仕事を手伝うよう夏生に依頼するのでした。

 

ネタバレその6:瑠衣のサプライズ!?

相変わらず小説が書けない夏生は、心配をかけまいと瑠衣にも相談できない状態でしたが、自分になら何でも話してくれていい、と芹沢から声をかけられていました。

 

そんな中、夏生は久々にもも、美雨、アルと再会しご飯を食べながら近況を話し合います。

その場で瑠衣にもスカイプで連絡しますが、瑠衣がその場を離れた隙に、ルームメイトのダニエラから、瑠衣が誰かとデートに行くらしいことを伝えられ、騒然となります。

 

後日、自宅で動揺していた夏生の元に、心配した芹沢からラインが届きます。

スランプや瑠衣のデートなどが重なり、落ち込んでいた夏生は「会って話せないか」と返信し、出かける準備をしますが…

 

突然インターフォンが鳴り、夏生が外に出てみると、なんとそこには瑠衣の姿が。

 

繁忙期が終わって休みがもらえた瑠衣は、夏生に内緒でサプライズで一時帰国してきたのでした。

スカイプでダニエラがしたデート発言は、瑠衣の帰国を知った上で、夏生たちをからかう発言だったのでした。

 

瑠衣は夏生のために料理を作ろうとしますが…

ラインの履歴から、夏生が直前まで芹沢と会おうとしていたことがバレて、口論になってしまいます。

 

夏生も瑠衣が梶田を部屋にいれたことを持ち出し、すれ違いの末に「もういい!」と瑠衣が外へ飛び出してしまいます。

 

駅まで行ったものの、結局引き返してきた瑠衣でしたが…

夏生の様子を見に来た芹沢と出くわしてしまい、芹沢の口から夏生が小説を書けなくなってしまったことを告げられ、外に出てきた夏生もそれを認めます。

 

大事な話を内緒にされていた挙句、芹沢にはそれを話していたと知った瑠衣は泣き出してしまいます。

「あたしが彼女なのに…!」

瑠衣は今度こそ走り去ってしまいます。

 

実家に戻った瑠衣でしたが、陽菜にも相談できず、ラマンのマスターに相談しに行きます。

話を聞いたマスターは、瑠衣の気持ちが好きというより執着に近くなっているかもしれない、と指摘します。

 

夏生のスランプを知って、心配よりも秘密にされていた自分の悲しさが強く出てしまったり、芹沢に夏生を取られたと感じて我慢できなくなったり、そういった気持ちが極まってしまうと、束縛や支配になってしまう、と。

 

しかしマスターは、瑠衣は優しい子だからそうはならない、ちゃんと話し合えばまた二人は元に戻れる、と言います。

 

実家に帰った瑠衣は、夜に夏生の部屋を訪れて素直に謝罪します。

夏生も謝り、二人は抱き合って眠ります。

 

瑠衣は夏生と過ごしたこれまでの時間を思いだしていきます。

(ああ…やっぱり、あたしナツオのこと―…)

 

そして瑠衣が日本にいられる時間はあっという間に過ぎ去り、飛行機で戻る日がやって来ます。

瑠衣は夏生と散歩しながら、少し早いけど、とバレンタインのチョコを手渡します。

 

お礼を言おうする夏生でしたが…

瑠衣はキスしてそれを遮ると「ねぇナツオ」と話しかけます。

 

「別れようあたしたち」

 


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ドメスティックな彼女・22巻を読んだ個人的な感想は?

 

22巻の中盤ではさまれた、作家親子のエピソードはハッピーエンドで終わって、とてもほっこりしました!

ただ、その後の夏生と瑠衣のすれ違い、そして仲直りからの突然の別れは、本人たちもそうでしょうが…読んでいるこちらもとても辛い気持ちになりました…!

 

22巻は驚く夏生と真顔の瑠衣、見つめ合う二人で終わってしまいましたが、続きが気になってしょうがない終わり方ですよね。

(ドメカノは巻のラストに毎回かなり強い引きを持ってきている気がします。狙ってやっているのかもしれませんね…なんという構成力)

 

夏生のスランプや芹沢の急接近など色々あった22巻でしたが…やはり最後の瑠衣の一言の印象がとにかく強烈でした…!

 

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ドメスティックな彼女・次回23巻までの考察や展開予想は?

 

マガジン連載分ではもう続きが描かれているわけですが、ドメカノは最近コミックスで一気に22巻まで読んで、この続きはまだ未読なので…続きを読んでしまう前に展開を予想してみます!

 

まず、夏生は瑠衣と別れることをすんなり受け入れはしないでしょうが…理由によっては別れることを受け入れそうな気もします。

 

夏生は瑠衣を海外に送り出す時に、お互いの存在を枷にしたくないという趣旨の発言をしているので、それが瑠衣のためだと判断すれば別れることに同意しそうです。

 

スランプに加えて恋人も失ってしまうと夏生のメンタルが大分心配になりますが…

逆に夏生がフリーになれば芹沢にとってはチャンス?と言えるかもしれませんね。

少なくとも芹沢を応援?している寧々は、これ幸いとばかりに芹沢を夏生にたきつけようとしそうです。

 

瑠衣は瑠衣で、徐々に好意を募らせている感じの梶田や、久々に登場したアルからの再アプローチなどもありそうですよね。

 

陽菜は…ある意味一番難しい立場に追い込まれそうで、夏生が瑠衣と別れたらどう動くのか、個人的には一番気になります。

 

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ドメスティックな彼女 ネタバレ22巻の感想と考察「瑠衣の決断」まとめ

 

思えば22巻は壊れていたマグカップの取っ手、冗談に過ぎなかったデート発言、お互いに見え隠れする異性の存在(芹沢と梶田)など、不穏な伏線が積み重ねられていたように感じました。

 

瑠衣が別れを持ち出したのは、色々あった上で、マスターとの会話や、改めて夏生への好意(愛?)を実感したのが切っ掛けで、真意は夏生の為でもあるのだろうなと思いますが…。

 

瑠衣が別れを決断をするまでにあった、不穏な積み重ねやすれ違い(とマスターの若干おどしめいた助言)がなければ、こんな展開にならなかったんじゃないか、別の未来もあったんじゃないか…と思います。

 

今回はここまで!

次回のネタバレもぜひお楽しみに!

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